映画ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス感想
ゾンサガはTV2シリーズ面白かった記憶。
スピンオフの漫画とかは読んでないです。
今回は監督が交代してて、原作ものならともかくオリジナル作品で監督変えたら、それは別ものなのでは?という疑問を持ちつつ観賞。
序盤の万博が佐賀で開催することになった強引な説明にらしさを感じて楽しんで見ていたところに宇宙人襲来。
どのくらいのテンションで宇宙人の話やるのかと思ってたらかなり真面目なノリ。
そこからはラストのライブシーンまでは特に歌唱の場面もなくゲリラ戦やUFO内での戦いが延々と続くが、どうにもノリきれない…。
ゾンビが居る異常空間に更にもっとやばい宇宙人がいて、そうなるともうゾンビ問題は大した事ない感じになってしまって、
いままで面白いなと思ってたゾンビになって束の間の第二の人生をアイドルとして頑張るという部分が、
いつのまにか佐賀を守るために戦うぞ!という流れになってて、それが全然ノレなかった理由かな…。
実在の建物が宇宙人に破壊される面白さみたいなものも、佐賀の事がわからないので、実際の建物が壊される事にただただ心が痛むばかり。妙にリアリティある見せ方だから、実際には描かれてなくても死傷者がたくさん出てるのではと思うと笑いには変換できなかったなあ…。
今回いちばん良かったと思ったのは今まで意識が戻ってなかった山田が意識を取り戻してフランシュシュとの絆が出来て、最後には消えてしまうという感動ポイントだけど、声優の事情ありきで合唱までは参加出来たけど、ソロで歌うパートがなかったのが惜しい…話の流れ的にはそれがあってこそ一番アガッてまとまったのにな…と。
また山田の過去についてはスピンオフ読めと言わんばかりで全然説明がないのが普通にフラストレーション溜まる。テレビから引っ張ってきたとっておきの要素で出し惜しみされてる感じがする。山田のキャラを深掘りするなら過去と現在の対立軸や生前の因縁と今回敵対する相手との関係性は必要だったのでは?
SNSで見かけた感想でソシャゲのイベントストーリーみたいだというのがあったけど、まさにそのような感じで、この話があってもなくても良いような本編を進めようとしない感じがしたのが残念なのかな…。
監督交代の影響でギャグシーンも笑えはするけど、笑わせるポイントがズレててもやもやが残る…。
ラスト、ステージにマイクを置くのではなく拾うことで、まだ終わらんぞーという決意は感じられるけど今回の出来がいまいちだったので期待せずに待つ感じかな…。
でもまあとにかくラストの2曲のライブシーンは見応えがあったので観てよかった!!キャラもブレは感じなかったし、今後も続いたらいいな!楽しみにしておこう!!

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