機動警察パトレイバー2 the Movie リバイバル上映感想
パト1リバイバル見た流れで2も観に行った。映画館では初観賞。
昔見た時は隊員たちから子供の気分が無くなり大人になっていることにショックを受けたものだけど、今見ると、良い歳の取り方をしてきたんだなという空気感があって好印象。
クライマックスでやる無茶な作戦は、職を失ったり、犯罪者となる可能性があるのは1と同じだけど、比較しても、前作の脳天気な決意より使命感、責任感を感じるようになってて、社会人としては熱くなる…!
全編にわたって登場するのは後藤隊長と南雲隊長のふたりで、むかしは何も考えてなかったから野明が主役だと思い込んでたけど、これは後藤隊長視点から描いたスピンオフ的な話だったんだなとやっと理解…。
デジタル化前のアナログ撮影による映像の見せ方は極まっていたのも実感。後半の雪が降るシーンは特に美しくて、今のデジタル撮影処理にはない全てをコントロールして動かしているからこその雪降る動き、位置に狙いがあるのを感じる。ムック本のメソッド読み直そう。
劇場1と比べる話でいうと、先週見た1と違って各キャラの声の芝居に対しての違和感はなくなってた。やっぱ2の印象が強すぎて久しぶりに見た1当時の芝居に引っ掛かりを覚えたのかな。
評判は良くないけど音声再録版の方も機会があったら確認して観たくなった。
あと当時は鳥、魚、犬に興味なかったからレイアウトの数々が退屈に感じていたけど、今回は興味深く見ることができた…。良かった…。でもやっぱり長台詞で説明してる内容を絵で説明しないから何の話をしてるのか考えながら見るのが今回も大変だった…。
他には以前と違って東京の眺めがわかっているので戦車の移動シーンやあの飛行船が落ちていく場面、新橋駅の位置関係などが具体的に脳内変換できたのがとても良かった。知ってる場所がこんなことになるのを想像するのは怖さが伝わっていい。
昔何度も見た作品でも10年以上見返してないといろいろと思うところが出るものだなとわかったので、今後もリバイバル上映作品は機会があったら見に行こう…。

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